●　ＱＤ（クイックディスク）
パソコンではＭＺ−１５００だけが標準で搭載するメディアで、ＦＤのようなスピードとカセットテープ並の経済性が売り物。後のファミコンのディスクシステムと中身は同じ物。片面６４ＫＢ、両面で１２８ＫＢの容量をもち、６４ＫＢを８秒でロードできるが、ＦＤのようにランダムアクセスはできない。

●　ＰＣＧ
プログラマブルキャラクタジェネレータ。任意のキャラクタを自分で作れる機能。ＭＺ−１５００では、フルドットフルカラーで作れ、テキスト画面ではなく、グラフィック画面に表示される。ＭＺ−１５００のグラッフィックはＰＣＧを１０００文字並べて構成される。ＭＺ−１５００の大きな特徴の１つ。

●　イメージモード
ＭＺ−１５００のＢＡＳＩＣではＰＣＧ１０００文字を使うモードをイメージモード、２４文字のＰＣＧとグラフィックを使うモードをグラフィックモードと設定している。なおハード的な切り替えを行ってるわけではない。

●　トライアングル設計
ＭＺ−１５００の宣伝文句。トライアングルとはＱＤ搭載、クリーン設計、ＲＡＭファイル（オプション）の３つのこと。

●　クリーン設計
当時の８ビットパソコンはＲＯＭにＢＡＳＩＣが入っているのが普通だったが、シャープのＭＺシリーズとＸ１シリーズは６４ＫＢオールＲＡＭとして、ＢＡＳＩＣを使うときはメディアより読み込ませる方式だった。賛否両論あった^^;。なおＭＺ−１５００の場合、ＲＯＭにマシン語モニタ（ＱＤの入出力ルーチン含む）をもっていて、メディアに高速なＱＤを搭載していたので、使い勝手はよかった。

●　ディスプレイコード
ＭＺ−８０Ｋよりの伝統で、^^;　ＭＺ−１５００でもアスキーコードとは別のこのディスプレイコードでＶ−ＲＡＭを読み書きする。MZ-1500資料室参照。

●　ブランクＱＤ　（ＭＺ−６Ｆ０３）
ブランクＱＤ　１枚４５０円。

●　ＲＡＭファイル　（ＭＺ−１Ｒ１８）
ＭＺ−１５００の内蔵オプション。６４ＫＢの容量がある外部メモリ。ＱＤの片面の内容を全て読み込み、編集後元のＱＤに戻すということがＢＡＳＩＣから可能だった。ランダムアクセスのできないＱＤの欠点を補う。プリンタバッファ兼用。当時１８０００円。

●　ボイスボード　（ＭＺ−１Ｍ０８）
ＭＺ−１５００に喋らせるためのボード。任意の言葉と３４種類の固定メッセージを出力できる。ライバルに想定していたＰＣ−６００１シリーズを意識したものだったと思う。当時１００００円

●　ジョイスティック　（ＭＺ−１Ｘ０３）　
こんなやつです。３８００円

●　漢字ＲＯＭボード　（ＭＺ−１Ｒ２３）
3500字の漢字などが登録されている。（１６×１６ドット）
当時１９８００円。

●　辞書ＲＯＭボード　（ＭＺ−１Ｒ２４）
当時の他機種のＦＤドライブは２ドライブが主流で、ワープロソフトを使う時、片方のドライブに辞書のディスクを入れて使っていたのですが、ＭＺ−１５００の場合、このボードで対応していました。
漢字ＲＯＭボード（ＭＺ−１Ｒ２３）に装着。当時２２０００円。

●　ＲＳ−２３２Ｃインターフェイス
(MZ-8BI03)　定価５００００円！MZ-80シリーズ用
(MZ-1E24) 　定価１９８００円　
シリアルインターフェイス(MZ-1E29) 　定価１７８００円

●　専用データレコーダー　（ＭＺ−１Ｔ０３）
ＭＺ−１５００は、本体にこのデータレコーダ専用端子を持っています。
１本の線でつながり、別に電源なども必要ないので、テープを使うときはこのデータレコーダがあれば快適。このデータレコーダを使うときは、１５００の本体内のジョイントコネクタを外す必要あり。もともとはＭＺ−５５００シリーズのオプションだったものの転用の様。当時１２０００円。

●　拡張ユニット　（ＭＺ−１Ｕ０８）
ＭＺ−１５００本体内には汎用の空きスロットが１つなので、２つ以上のボードを挿すときにはこれが必要です。なお、ＲＡＭファイルボードとボイスボードは専用スロットがあるので、枚数に含みません。辞書ROMボードも漢字ROMボードに装着して使うので、これも枚数に含みません。当時２５０００円。

●　システムプログラム　（ＭＺ−５Ｚ００２）
エディータアセンブラ、シンボリックデバッガなどのセットのＱＤ版。１００００円。

●　ポケットＤＢインターフェイス　（ＭＺ−１Ｅ２５）
こんなやつです。 MZ-1500とポケットＤＢ間でデータのやりとりをするためのもの。


●　他
プロッタ（ＭＺ−１Ｐ０９）
３９８００円
５インチミニフロッピーディスクドライブ（ＭＺ−１Ｆ０７）
１５８０００円
ディスクＢＡＳＩＣ（ＭＺ−２Ｚ０３２）
１００００円